越境ECで見出す世界へ向けたビジネスモデル
—— はじめに、越境ECである「Worldmart」を立ち上げようと思われたきっかけを教えてください。
弊社では、元々ブランド品やジュエリー、時計などを扱う自社ECサイトを運営しておりましたが、近年増えゆく海外のお客様をターゲットに事業を拡げられないか、と考えたのがきっかけです。
これまで中古のブランド品を数多く取り扱かい、高い品質の商品を安定的に仕入ることのできる体制は整っています。お客様には高い査定力を信用いただき、国内でも順調に販売網を拡張してきました。しかし、少子高齢化もあり、国内市場で販売を拡充するには限界もあります。そこで、新たな販路を開拓するために、外国のお客様に目を向けました。
加えて、日本のブランド品は全体的に品質が高く、偽物も少ないため、海外市場で高く評価されていることを知っていたのもきっかけの一つです。
—— なるほど、それで越境ECだったのですね。今回、その越境ECサイトを当社で構築いただきましたが、構築会社を選定される際に比較された会社様はありましたでしょうか。
今回多言語対応のECサイトを作るにあたり、「EC-CUBE」をご提案いただいた御社と、「Magento(マジェント)」というパッケージをご提案いただいた他社で、どちらを選択するか悩みました。 しかし、結果としてEC-CUBEをご提案いただいた御社に決めたのは、3つの理由があります。
一つ目はコスト面です。EC-CUBEもMagento(マジェント)もパッケージは無料ですが、EC-CUBEの方がパッケージが簡素なため、大規模な改修においてはパッケージの仕様に捉われず、構築費を抑えて拡張することができます。
二つ目は、EC-管理画面の言語が日本語だった点です。Magento(マジェント)は日本語ロケールが標準ではないため、私たち日本人のスタッフが利用するにはEC-CUBEの方が優れていると判断しました。
そして三つ目の理由は、DiezonさんがEC-CUBEを提案されたことです。当時担当の方から、「Magento(マジェント)であれば他社の方がノウハウを持っていると思います」とはっきり言われたことを覚えています(笑)。
Diezonさんにお願いしたいと思っていましたので、最終的にはシステムではなく、構築会社で選びましたさせていただきました。
できないこともはっきりと伝えてくれる姿勢が信頼できた
—— 開発会社の選定において、決め手となったのはどのようなことでしたでしょうか。
開発会社さんを探していた時に一番気にしていたのは、お互い気持ちよく仕事ができる相手かどうか、ということでした。
ECサイト構築のプロジェクトにおいて、私たちクライアントと開発会社さんは、互いに要件を話し合い、時に意見をぶつけ合いながら、中長期的な期間付き合っていく間柄になります。お互いが本気で良い物を作ろうとすればこそ、穏やかな打ち合わせばかりとはいかないでしょう。
今までにいくつかのベンダーさんとサイトを作ってきましたが、開発中にお互いの意見が上手くまとまらず、結果完成したものは私たちの思い描いていたもの違うものになるということもありました。そういった経験があるからこそ、作る側と依頼する側のギャップが納品物に現れないように、やり取りや進め方に配慮いただける会社様かどうかということは大切だと考えていました。
選定の段階で複数の開発会社さんとお会いするなかで、Diezonさんは良い意味できっぱりと言いにくいことも言って下さる会社さんだという印象でした。
なんでもこちらの希望に対して「できます!」と返すのではなく、かかるコストやリスク、そしてDiezonさんでは実現が難しいことなども事前にご説明いただきました。そうした毅然とした態度から、信頼できる会社さんだと感じました。
システム等の説明も大変納得できたのですが、ECシステムに関することだけでなく、発送業務やサイトのSEO効果など、あらゆる面からご提案を頂けたことも良かったです。
最初から最後まで同じ担当者だったので、プロジェクトが円滑に進んだ
—— では実際の開発を経て、現在のDiezonの評価はいかがでしょうか。
とても満足しています。
Diezonさんと一緒に作れてよかったと感じていますし、今回のプロジェクトは今までの開発プロジェクトより円滑だったと思っています。
—— ありがとうございます!今までに比べて円滑だったと言いますと、どのような部分でそう感じられたのでしょうか。
Diezonさんは窓口となってプロジェクトを引っ張って下さるコンサルタントの方が、営業時から最後までずっと変わらなかったことが、一番大きな要因だったと思います。よくシステム会社さんだと、営業時と開発時では全く違う人が出てきて、話が二転三転する、なんてことがありますが、そういった問題は起きませんでした。
多言語・多通貨で少し複雑なシステムですので、確かに最初に比べ仕様の変更などはありましたが、言った・言わない等で揉めるようなことが無かったのは良かったです。
—— 一人のコンサルタントがずっと一つのプロジェクトをサポートするのが、弊社ECサービスパッケージ「REGOLITH」の特長です。その点を評価いただけて、大変嬉しいです。
とても良い仕組みだと感じましたよ。 担当者の方が「いつでも何かあれば電話ください。」とおっしゃってくださっていたので、定期的な打ち合わせ以外でも、少し不安なことがあれば電話して解決できました。そのおかげで、遠隔プロジェクトでしたが、大きな安心感を持って進めました。
弊社の叶えたい事からシステム内部の事まで、全て把握して矢面に立ってくださる方が居たおかけで、完成したサイトを見て「こんなはずじゃ無かった」と、後悔するということはありませんでした。
多くの海外のお客様に愛される日本のECサイトを目指して
—— 今後の「Worldmart」で描く展望についてお聞かせください。
「Worldmart」はまだスタートしたばかりですので、ここから集客と運用に本格的に力を入れ、沢山の海外のお客様に利用していただける日本の通販サイトに成長するつもりです。そのために、常に利用するお客様が使いやすいサイトを目指して、フロント部分/デザインを中心に改良を続けております。
当面の目標は実店舗の売上を超えることですが、将来的には日本の商品の販売代行の役割だけでなく、海外の人へ向けた日本の情報発信などもできるサイトに出来ればと考えています。
—— 二次、三次と開発計画が進んでおりますが、今後のDiezonに期待することはどういったことでしょうか。
サイトが軌道に乗り出したら、管理側の負荷を減らすためにAI対応などができると良いなと考えております。
出荷における運用オペレーションの簡素化・システム化の部分で、またぜひお力を貸していただければと思っています。
—— はい!今後のWorldmartの拡張におけるお手伝いもできればと思っております。今回は、ありがとうございました。
Worldmart(ワールドマート)
https://worldmart-tokyo.com/
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